日本の五大宝石とは?

五大宝石は国によって一つだけ種類が違います!

宝石には五大宝石と呼ばれるものがあります。多くの種類を持つ宝石の中でも高い知名度を持ち、流通性やその市場価値において他の追随を許さない貴石たちです。
このうち宝石の王として君臨するダイヤモンド、赤いコランダムのルビーと赤以外のコランダムであるサファイア、アクアマリンと同じベリルであるエメラルドは世界共通で五大宝石に数えられるのですが、残りの一つは国によって種類が異なります。多くの国では最後の一つに光源によって色が変化するアレキサンドライトが選ばれる事が多いです。しかし、特にアジアでは最後の一つが異なる国も少なくありません。国によって特別な意味を持つ宝石や人気のある宝石が違うわけです。日本も最後の一つはアレキサンドライトではありません、真珠です。

日本の五大宝石の一つ、真珠とは?

日本では五大宝石の一つに真珠が入ります。
真珠は日本では古来より重要視されていた宝石の一つで、美の象徴としても珍重されてきました。古事記や日本書紀だけでなく、日本最古の歌集である万葉集でも白玉、あはび玉などといった名前で56首もの歌に真珠は登場します。良質な真珠の生産地であった日本の真珠は外国でも高い評価を受けており、魏志倭人伝にも邪馬台国の台与からの贈り物として5000個の真珠が送られた事が書かれています。また、日本が現在の高い品質を持つ真珠の養殖技術を確立する17世紀半ばまで、真珠はダイヤモンドに匹敵する価格で取引されるほどに高価なものでした。その為、希少性の高さから様々な効能がある高価な薬として使用されており、現在でも漢方薬の原料となっています。真珠は日本人にとってずっと特別な存在だったのです。